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ありがとう!本日18周年を迎えるマックス柔術アカデミー&ヨガスタジオから

本日2022年9月1日、マックス柔術アカデミー&ヨガタジオは創立18周年を迎えました。

まずは今日メンバーとして在籍してくれている皆さん、そしてこれまでメンバーとして関わってくれた皆さん、沢山の友人たち、そして何よりもただひたすら自分の成功を支えようとしてくれる両親、きょうだい、そして妻と娘たち。
改めて、どうもありがとう。

皆のお陰で18年間を経て今日という日を迎えることができました。

1998年、春のロサンゼルス。商社駐在員として赴任直後、環境の変化に適応しきれず乱れた生活が生んだストレスと体重激増を解消するために飛び込んだ、あのホイス・グレイシーが直接指導するグレイシー柔術アカデミーでのセルフディフェンス体験クラスで洗礼を受けたことで、海外駐在員という割と良い仕事環境を辞めフルタイム修行を行うまでに人生のルートを大きく切り替えるという、日本ではレアな柔術体験だけを頼りに、2004年9月、地元墨田区の菊川1丁目でマックス柔術アカデミー&ヨガスタジオという道場を立ち上げた。

まだまだ日本の柔術会も黎明期、柔術道場もさほど多くは無かったとはいえ、殆どが現在も続いている老舗道場ばかりの中、日本の柔術界では全く存在の無かった自分の元にいったい誰が来てくれるのだろうか?という不安よりも、これまで日本では文字や雑誌でしか知られることが無かったグレイシー柔術が実際に習える道場なんだ!という自信の元には期待しか無かったんだろう。勿論不安もあったが、その時はその時だ、得意の英語とビジネススキルで何かやり直せるさ!という楽観的なビジョンを共有してくれたのは、数少ない友人達と、渡米前までずっと一緒に暮らしてきた両親(当時70代後半)、姉ぐらいだけ。

「商売を始めたら、とにかく3年やらないと!」というのは会社員時代の取引先の先輩からの言葉で、当時も今もしっかり頭に残っている。

3年やるもやらないも、毎日が道場のマットの上での生活中心だったし、その日のクラスに現れるのはたった一人の生徒であれ、そこに来てくれる一人のために一生懸命柔術を伝えることは当たり前で、当時35歳とはいえ、心も身体もまだまだエネルギーが溢れていたんでしょう。

そしてひと月、二月、半年、一年と順調に会員数は拡大し、なんとか皆さんからの会費収入で家賃を支払い、ご飯を食べることができる規模にまで発展させることが出来るようになった。(当時まだ独身だったし、実家暮らし、というか道場のマット暮らし。シャワーもあるので問題無し)
道場開設時とほぼ同時にスタートしたキッズ柔術クラスは、当時では実施している道場はまだ極めて珍しかった。

そして何よりも、そのカリキュラムがグレイシー柔術を根底としており、体験クラスで誰もが必ずセルフディフェンステクニックを習うという形式は、他に類のない柔術道場であったし、現在では更に稀有な存在ではないだろうか。

セルフディフェンス原理主義。とにかくセルフディフェンステクニックを一度経験してもらおう!
それは自分が初めてグレイシーアカデミーの門を叩いた時の経験そのものであり、かつ30歳になってから生まれた初めて格闘技を習い始めることへの不安しかなかった自分が「これは面白い!分かり易くて教えてもらった通りやれば自分にも出来る!だから続けられて上手くなれる気がする!」という自信を与えてくれるものだったから。

その後も結果的に、初心者の初回体験クラスと、経験者であっても入会前に必ずセルフディフェンスのクラスに参加してもらうというルールは、これまで絶やすことなく続けてきた。

のだが…

あれから18年の時を経て、長く続いてきたそのしきたりに終止符を打つことになりました。

18周年の節目となる今月を持ちまして、長らく沢山のメンバーの皆さん、知人、友人の皆さんに支えて頂いたマックス柔術アカデミー&ヨガスタジオは、一旦その看板を降ろすこととなります。

寂しいです。残念です。しかしながら、それは決してネガティブな思考や行動に繋がるものではありません。

今日はまずそのことだけお伝えしたいと思います。

…続く

マックス柔術アカデミー&ヨガスタジオ
代表 Max Masuzawa